英語試験

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随時更新していきます。(  )は追加日です。

『京大入試詳解25年 英語』(駿台文庫)

京大の入試問題に取り組むなら、論理読解のサポートが充実している駿台版がおすすめである。京都大学入試の問題は、論理を頼りにした知性と表現の綱引きである。高校生でなくても、たまにこの伝統的な問題に取り組むと学ぶことが多い。駿台の「青本」は、分野別ではなく年度別の構成である。(2024/3/5)

竹岡広信『東大の英語25カ年 第11版』(教学社)

東大の英語はバラエティーに富んだ問題で、英語という言語のリズム、論理、流れ、広がりを体得しているかを問うてくる。竹岡先生の赤本は生徒の答案を例に出し、どこに目をつけるべきかを教えてくれる。やはり受験生でなくても、大学入試の問題から学ぶことは多い。(2024/3/5)

『最短合格! 英検1級 英作文問題完全制覇』(2016)ジャパンタイムズ

英検1級の英作文教材は数が少ないので、多くの受験者が本書を手に取るはずである。2級以上で発売されているこのシリーズの特徴は、コンテンツブロックという「部品」を学んだ上で、それを組み合わせてエッセイという「全体」をつくっていこうとしている点にある。洋書の教材ではほとんど見ないようなスタイルを、300以上のコンテンツブロックを列挙することで徹底して実現している。組み立てる前に個々のパーツにひたすら磨きをかけるという点が、なんとも日本人らしい発想だと私は思う。いずれにせよ、英検1級の英作文はTOEFL・IELTS・ケンブリッジ英検の英作文にも通用するような話題であるので、便利な教材である。職人のようにまずはパーツを磨き、それを組み立てる技術を身につけるのである。(2024/3/5)

“C1 Advanced 4: Student’s Book with Answers (CAE Practice Tests)” (2021) Cambridge University Press

ケンブリッジ英検は日本の認知度は依然低いが、特にヨーロッパでは知られた英語資格である。ケンブリッジ英検は、独特の問題形式であの手この手で英語力を試してくる試験である。その過去問はそれ自体、有用な英語問題集としても大いに役立つ。日本の英検やTOEFL/IELTSに飽きたら試してみてはどうだろうか。(2024/3/5)

“C2 Proficiency 2: Student’s Book with Answers (CPE Practice Tests)” (2021) Cambridge University Press

ケンブリッジ英検の最高峰CPE(C2)の過去問集である。日本の英検で1級を取得したら次はこれにトライしたらいいのではないかと私は思っている。私が知る限り、CPEのリスニングは、あらゆる英語試験のリスニングでいちばん難しい。C2だから当たり前か。(2024/3/5)

Capel, Annette/Sharp, Wendy, 2013, “Objective Proficiency Student’s Book with Answers with Downloadable Software”, Cambridge University Press

ケンブリッジの “Objektive” シリーズは、CEFRの各段階に合わせたケンブリッジ英検向けの英語テキストである。Proficiencyということは、その最高レベルCPE(C2)レベルの教科書であるということだ。(もちろんそれ以外のレベルでもラインナップされている。)各章は4技能をバランスよく鍛える優れた練習問題が満載である。Proficiencyともなると、マニアックな語彙やケンブリッジ英検のお家芸であるイディオムも豊富に登場する。私はこの何章かをアメリカ人の同僚と一緒に解いていたのだが、彼女も知らないイディオムがたくさんでてきた。(挙げ句の果てに彼女は “It’s British!!” と言ってへそを曲げていた。どうでもいいが、「へそを曲げる」みたいな感じのイディオムはいかにもCPEっぽい。)(2024/3/5)

“The Official Guide to the TOEFL iBT Test” (2020) McGraw-Hill

はっきり言って、私はTOEFLが苦手である。理由は単純で、パソコンの画面で英文を読んでも全然内容が頭に入ってこないからである。私のような脳みそがアナログのゆとり世代には、コンピュータベースの試験はいささか苦しいのである。とは言っても、TOEFLの問題自体は結構好きで、この公式問題集は辞書を凌駕するようなサイズ感で全問題を印刷してくれているので、私はこっちの方で練習に取り組んだ。本番では、目をしょぼしょぼさせながら「2まん5せんえん…」と何度も心の中で念じて気合いを入れたのであるが、目のしょぼしょぼは収まるどころか全身にまで影響し始めて結果は散々であった。(2024/3/5)

“IELTS 17 Academic Student’s Book with Answers with Audio with Resource Bank” (2022), Cambridge University Press

こちらはIELTSの過去問である。私はどちらかというとTOEFLよりはIELTSの方が好きである。記述式の問題があったりして楽しいし、何より紙媒体であるのがいい。リスニングのディクテーションで全問正解できると、選択形式の問題で全問正解するよりよっぽど気分がいい。レベル的にもケンブリッジ英検FCEぐらいなのでIETLSは中上級者にちょうど良いのである。(2024/3/5)

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