言語学(習)全般に関する推薦書

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随時更新していきます。( )は追加日です。

大山祐亮 2026『外国語を独学で極める技術』ディスカヴァー携書

言語学者であり、語学大好き人間である著者によって書かれた、気軽に読める語学ガイドである。ページの端々から語学への愛が漂ってくる。私なんかは、世の中にはこんな人がいるのかと、敬意を抱きつつも変な仲間意識をもって嬉しくなってしまう(第2章が楽しすぎる!)。受験勉強を終えて、語学を楽しみつつ言語を身につける人は、世の中にはそれほど多くは存在しない。AI翻訳全盛の時代では、なおさらである。そんな中、少しでも言語を身につけることに興味があるなら、本書を手に取って、語学の世界に楽しく気軽な一歩を踏み出してみてはどうだろうか。(2026/8/17)

高田博行・田中牧郎・堀田隆一『言語の標準化を考える―日英独仏「対照言語史」の試み』大修館書店

複数言語の歴史を対照することで、共通点や相違点をあぶり出し、言語変化の観察に新たな視点を与えてくれる本である。多言語学習者にとってはご褒美のような本で、私なんかはんで面白くて仕方がない。各言語史の専門家が他の言語の記述に対してコメントを付けるという試みも面白い。本書は特に近代期における言語の「標準化」という軸を設定して議論をまとめている。近い関係にある西洋語をとってみても、発展の仕方は対照的であったり、東洋言語と比べるとまたその言語の性格に新たな視点が与えられたりするわけである。本書の続編(?)として雑誌『ことばと文字 18』(2025年、くろしお出版)においては「語彙と文字の近代化」というテーマが扱われている。こちらも非常に興味深い議論がなされている。(2026/6/12)

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