大学入試英語の推薦本

imaizumisho

随時更新していきます。(  )の日付は追加日です。

鬼塚幹彦(2005)『「京大」英作文のすべて』(研究社)

まあ、和文英訳といえば京大。その京大英作文に特化したテキストである。ただし、はっきり言って高校生には難しすぎる。京大受験生だとしてもこのレベルの英文が書ける人はほぼいないので、絶望しないよう。こういうテキストをやっておくと、エッセイライティングでも表現の幅は確実に広がる。和文英訳への風あたりは強くなってきたが、本書には時がたっても色あせない魅力がある。(2024/3/6)

河村一誠(2016)『減点されない英作文 改訂版』(学研プラス)

タイトルからしてなんとなく消極的な姿勢がうかがえるのは否定できない。日本の大学入試においては(少なくとも数年前までは)和文英訳が主流であったので、ちょっと不格好でも間違いとは言えない「安全な」英語を書くことを標榜するのは自然な流れである。一方で、よくよく見てみると、英語表現の基礎を作る揺るぎない知識を身につけるにも実は大変重宝する情報も盛りだくさんである。受験が変わってもロングセラーとして書店に並んでいることからもその有用性はうかがえる。(2024/2/23)

宮崎尊(2014)『東大英語総講義』(東進ブックス)

東大英語は入試の最高峰であるので、それに特化した参考書は学参の最高峰である、なんて単純な話ではない。ただ、東大入試にコミットした参考書群は書店に並ぶ英語本のなかでも良書が多いのは事実である。これこそ伝統の力なのかもしれない。そのなかで最高の1冊はこの『東大英語総講義』である。受験生でも、そうでなくても、この本から英語について学ぶことは多い。英語を武器にしたいならぜひとも手元に置いておきたい本である。(2024/2/23)

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