多言語と英語史の沼にハマった英語教員が、英語の「完了形」について改めて考えてみた
私はかつて、1年間フランスにてワーキングホリデーを経験したのですが、その際何人かのフランス人と会話してみて、彼らの英語学習に対する認識について知る機会がありました。私の印象では、英語が得意というフランス人は、例えば北欧やドイツ、オランダなどに比べると多くないというものです。フランス人の多くは、英語の必要性は理解しているけれど、学校で英語の授業を受けてもまったく英語は身に付かないと思っている節があるようでした。この点、日本人にも共感できることがあります。
私なんかは、「いやあ、あなたたちの言語なんて、どんだけ英語と似てんのよん」なんて思ってしまいますが、フランス語を母語とする人にとって、英語の習得は決して易しくはないようです。よく彼らが言うのは、「スペイン語やイタリア語はあんなに簡単なのに、英語は意味がわからない」ということです。同じくラテン語系の言語と比べて、語派が違う英語は難しいというのは理解できます。確かに、イタリア語の文法なんて、仏文法を勉強したことある人なら新たに覚える概念などほとんどありません。
英語が彼らにとって難しい、理由の一つが、「時制」だと言っているフランス人がいました。それを聞いて、私はなるほどと思ったものです。
英語の語彙の習得においては、フランス語が母国語であるということは大きなアドバンテージとなります。何せ英語の語彙の半分以上はフランス語かラテン語に由来するのですから。しかし、文法に関しては、逆にフランス語の知識が英語の習得を阻害する要素もあるものです。その代表が英語の「進行形」と「完了形」だと思われます。前回、「進行形」を取り上げたときに、フランス語やイタリア語には英語の「進行形」のような独自の形態はないということを紹介しました。今回はそれに続く形で、「完了形」について考えてみます。
「完了形」という表現自体は、ヨーロッパの多くの言語で観察されます。その表現方法も、多くの現代語では、「英語の have に当たる動詞」と「過去分詞」の組み合わせで表します。しかし、そういった表現法がどの言語にも、昔からあったわけではありません。
そして、英語の完了形は、必ずしも他の言語と同じように使われるわけではありません。そして、フランス語話者にとって英語の完了形を身につけるのが困難であると同様、我々日本人にとっても完了形は通常中学2年の終わりから3年生のはじめにかけて習う事項で、つまずくところが多い場所です。
今回は、英語の完了形をより多角的な角度から捉えるために、多言語や古典語と比較しながら、「難しい時制」の姿に迫っていきます。
英語の完了形は「have + 過去分詞」という風に明確に形が決まっています。それが表す意味も、「完了、継続、経験」など、中学校の英文法で習うものから大きくはみ出る要素はありません。まずは、この英語の完了形という表現法や意味内容を客観的に捉えるために、英語と関係の深いヨーロッパの諸言語と比較していきます。
ラテン語の完了時制
ラテン語の完了時制は、動詞の完了語幹に人称語尾をつけて活用させます。
amāvī 私は愛した
amāvistī あなたは愛した
amāvit 彼・彼女は愛した
amāvimus 私たちは愛した
amāvistis あなたちは愛した
amāvērun 彼ら・彼女らは愛した
amav- の部分が完了語幹といって、この後ろにつく語尾を変えることで、「現在・過去・未来」完了の時制と主語の人称・数を表します。現代英語と違うのは、1語で完了を表すということです。この形はイタリア語では遠過去、フランス語では単純過去という形に引き継がれ、書き言葉を中心に使われる過去時制へと変化していきました。
ラテン語から現代語へ
私たちが通常「ラテン語」と言って習うのは、1世紀前後の「古典ラテン語」という、名だたる文筆家が残している書き言葉です。ラテン語はその後、一般市民が話す「俗ラテン語」という姿で残り続けますが、徐々に形が変わっていきいます。
完了や過去は先の表に示したように語形変化によって示していたのが、habere[=英語have] と過去分詞の組み合わせで表すようになります。
俗ラテン語
Habeo flores compratos.
[I have flowers purchased]
直訳:私は買われた(ものとして)花を持つ。
このように、habeo [=I have] と過去分詞 compratos の組み合わせで「~されたものとして○○を持つ」という意味で使っていたのが現代語の完了形へとつながったとされています。この頃は過去分詞はまだ名詞に合わせて性数格変化をしています。上の例文だと、flores という男性複数対格という形に合わせて、過去分詞 compratus も compratos と形を変えているわけです。
次第にこの habere からは本来の「持つ」と意味が薄れていき、人称や時制を示すためのマーカーとなっていき、現代の [have]+過去分詞 のような完了形が確立しました。大体13世紀頃にはすでにこのような形で完了形が見られたといわれています。
フランス語
フランス語では、現在は avoir [英語 have] と過去分詞で表す時制のことを「複合過去」と呼びます。先の例文は、現代フランス語では次のようになります。
J’ai acheté les fleurs.
[I have bought the flowers.]
現代フランス語と古典ラテン語を比べてみて真っ先に気づくのは、古典ラテン語ではすべての動詞を変化させてその動詞内で完了の形をすべて表していたのに対し、現代語では基本動詞と過去分詞の組み合わせで表すということです。その結果、現代語では基本動詞の変化だけ覚えておけば、あとは一語一語完了の形を覚える必要がありません。
イタリア語
イタリア語もフランス語と同じようにラテン語から、完了形のような時制を発展させていきました。イタリア語ではこのような時制を「近過去」と呼びます。
フランス語の「複合過去」とイタリア語の「近過去」は、形においては英語と同様「持っている」という動詞と過去分詞の組み合わせで完了時制を作ります。
ドイツ語
ゲルマン語のドイツ語では、古い時代から [have にあたる動詞] と過去分詞で「~されたものとして○○を持っている」という形があり、それが完了形へとつながっていきました。英語の完了形が発展していったのもほぼ同じような過程を辿ります。
つまり、ラテン語→フランス語・イタリア語 だけに限らず、古英語→英語、古高ドイツ語→ドイツ語においても、非常に似たような過程を経て、現代の完了形が生み出されていきました。
英語と他言語の完了形の違い
英語との違い①ーhave だけでない
ここまでに挙げたフランス語・イタリア語・ドイツ語では、完了をつくる助動詞が、[haveにあたる動詞] だけでなく、[beにあたる動詞]も担うことがあるということです。
英語 He has come.
フランス語 Il est venu. [est = is]
イタリア語 È venuto. [È = He is]
このように、特に移動を表すような自動詞において、典型的に[beにあたる動詞]を完了の助動詞として使います。英語もかつては、be を完了の助動詞として have と並んで使っていたのですが、have の勢力が近代以降拡大して、実際のところ「完了形は have」という形が文法的に確立しています。今では、”He is gone.” のような表現にわずかに残っていますが、一般的に「完了は have」という認識は英語の基本的な考え方となっています。
次節で詳しく述べますが、英語も近代まではこのように be動詞で完了形を作るのが一般的だった動詞もありました。しかし、近代以降、急速に have の完了形が勢力を広げていきました。
英語との違い②―過去に使う
さて、ここまでに挙げたフランス語・イタリア語・ドイツ語と英語の現在完了の最も大きな違いは、その「意味」においてです。
私たちは、中学3年生のころに、「現在完了」という形で、「継続、経験、完了」という3つ(あるいは「結果」を加えて4つ)の用法を習います。「現在完了」とは、あくまで過去の事柄が現在まで影響を及ぼしていたり、現在に継続中であることを表すというのが英語の常識です。そのため、過去を表す副詞句と現在完了は共起できないと教わります。
一方、ここまでに挙げたフランス語・イタリア語・ドイツ語においては、「現在完了形」にあたる形で、最もよく使われるのは単純に「過去」を表すときです。言い換えると、これらの言語には英語の「過去形」に当たる形がもともとあるものの、日常的に「過去形」の形は¹部の語を除いてあまり使わず、「現在完了形」で過去をことを表すというわけです。
① I saw him yesterday.
② The boy broke the window this morning.
これらの文は、通常のドイツ語では次のように言われる場面が多いです。
① Ich habe ihn gestern gesehen.
② Der Junge hat das Fenster diesen Morgen gebrochen.
この例では、赤字の単語が英語の have にあたり、青字が過去分詞です。gestern [=yesterday] のような語句と一緒に現在完了を使って、過去のことを表すことがドイツ語ではできます。次節で述べるように、英語でも古い時代はそれが可能でした。同様の表現はフランス語や北部の一般的なイタリア語でも可能です。(イタリア語では南部にかけて近過去と、ラテン語の完了時制に由来する遠過去を、出来事の距離感によって使い分けるようです。)
私はかつて、英語以外に勉強したことがあった現代語がフランス語とイタリア語とドイツ語だけだったので、他の言語ではこのように現在完了で過去を表すのだと勝手に一般化していたのですが、実際のところ、現在完了で過去を表す言語はヨーロッパの中心部に集中しており、他の言語では一般的ではないようです。ゲルマン語において、現在完了で過去を表す言語はドイツ語だけのようですので、別に英語が特殊というわけではないようです。この分布について詳しくは、高田・新田(2013 p.83)を参照。
要するに、言語が変わると、「完了」の意味も変わるということです。私たちが中学生の頃に習う英語の完了形のルールはあくまで英語内のものです。例えば、英語では「ずっと~している」という継続動作・継続状態を表すとき、完了形を使いますが、ドイツ語でもフランス語でもこの意味を表すときは、現在時制を使います。
英語
③ I have lived here for three years.
私はここに3年間住んでいます。
ドイツ語
③ Ich wohne hier drei Jahren.
[wohne = live: 現在時制]
フランス語
③ J’habite ici depuis trois ans.
[habite = live: 現在時制]
冒頭で述べた、フランス語話者が英語の現在完了形でつまづくところは、こういった事情に起因するものだと思われます。
過去 | 経験 | 継続 | 完了 | |
英語 | × | ○ | ○ | ○ |
ドイツ語 | ○ | ○ | × | ○ |
ちなみに、スラブ系のロシア語では、「完了体」「不完了体」という2種類の動詞があって、「完了体」の方を過去形で使うと動作の結果が現在まで存続していることを表せます。これもまたこれまで紹介した現代語とは大分毛色の違う完了の表し方でおもしろいですね。
過去完了は似ている?
現在完了の意味内容は単純な「過去」の意味で使えるヨーロッパ中央部の言語と英語で大きな違いが有ることがわかりました。一方で、私の印象は「過去完了」の用法に関しては多くの言語で共通した用いられ方をしています。
実はこの「過去完了」、英語を教えていて、日本人にとってもっとも厄介な時制の一つだと思っています。日本語を母語とする人にとって、英語の過去完了は形はわかるけど使い方がわかないという形態の代表ではないでしょうか。多くの学習者が「~していた」や「してしまった」みたいな日本語を表そうとして、本来必要でない場所に過去完了を使うのを見たことがあります。私の経験上ですが、日本語話者には、英語の「過去完了を使わないといけないのに使わない」というエラーよりも、「過去完了を使わなくていいのに使ってしまう」というエラーの方が圧倒的に多いように思います。
この点、ドイツ語やフランス語を母語とする人が、英語の過去完了の使い方を間違えるという現象にはほとんど出会ったことがありません。これらの言語においては、「過去のある時点を基準にそれより前の事柄を述べる」という過去完了の用いられ方は共通しているからです。
完了形の形態の変遷
英語の歴史においても、完了形はこれまで紹介したドイツ語やフランス語における完了形の成立過程と非常に似た過程を経ています。
もともとは、have と 過去分詞を組み合わせて「have O pp」の形で「~されたものとして○○を持っている」という表現だったのが、文法化して今のような完了形の意味を作りました。
とはいっても、完了形は古英語の時代にすでに確立していたという見方もできるぐらい形態としては一般的に広く見られます。
古英語では先ほど挙げたドイツ語などの言語と同様、have だけでなく、be にあたる動詞も完了形をつくるために活躍していました。
完了表現にあたる部分を青字で示しています。habbað[=have]です。
④ And ic cyþe[現在] inc leof þæt we habbað gedon [現在完了] swa swa us swutelung fram eow com æt þam biscope Æþelnoþe, þæt we habbað hine nu gebletsod[現在完了].
[=And I declare to you affectionately that we have done as the declaration came to us from you concerning bishop Æthelnoth, that we have now blessed him.]
後半の we habbað hine nu gebletsod. [=we have now blessed him.] という部分は、nu「今は」という副詞と共に現在完了形が起きています。「今では祝福をしてしまった状態である」ということを完了形で表しているのがわかります。
⑤ Tokig… cydde[過去] him Wulfnoðes cwyde þæt he þæt land becweden hæfde [過去完了] into Cristes cyrcean …
[=Toki let him know Wulfnoth’s will that he had bequeathed the land to Crist Church…]
cydde「知らせる」という動詞の過去形が主節に現れていて、従属節内でそれより前の事柄を過去完了で表すという現代英語と同じ考えが見られる。ただし、古英語において、主節より時間的に前の事柄を表す際に、単純な過去形も広く使われていた。
(古英語のテキスト引用元)Atherton (2006: p. 193)
古英語ではこの例以外にも、is/wæs … gegan [=is/was … gone] といった形で、be動詞と過去分詞で完了形を作っていました。これは先ほど見たドイツ語やフランス語と同じです。特に移動を表すような自動詞には have よりも be を使う方が一般的でした。この状況は中英語以降も続き、 He has gone. のように have を完了の助動詞として使う用法が確立するのは、ようやく18世紀になってからです。この時期に急速に be → have の置き換えが進んだとされています。
完了形の意味の変遷
中尾・児馬(1990, p.113)によると、現在完了の「現在との関与性(current relevancy)」の意味は16世紀以前には確立していないとされています。ということは、私たちが学校で習う「現在完了は、過去の出来事を現在に結びつける」という考えは、比較的新しいものだということになります。
先ほど完了形が、本来的には「have O pp」の構文から生じたことを確認しました。「have O pp」→「have pp O」のように構文が推移しても、単純な現在時制と意味的な差異が生じることなく交代できたことが予想できます。
シェイクスピアの時代にも、現在形と現在完了形の区別は曖昧です。そのため、現在完了が過去の副詞と共起することもありました。
⑥ How long is that since? (Shakespeare, Hamlet)
⑦ Indeed I have seen Blanche, six or seven years ago, when she was a girl of eighteen. (Brontë Jane Eyre)
⑦の例文の現在完了は、単純時制の過去形と同じように使われていますので、先ほど見た現代ドイツ語やフランス語と同じような用法だと言えます。作者がどういう意図で、あるいは何に影響宇されて⑦のような言い方をしたかはわかりませんが、完了形の意味は必ずしもずっと固定されているものではないことが少なくともわかります。
補足になりますが、have got を have の意味で使うようになったのは 16世紀後半に現れ18世紀には一般的になったとされています。アメリカ英語では have が脱落し、
I got an idea.
といった形でも使われます。
これに限らず、「~したことがある」という経験の意味を表すとき、インフォーマルなアメリカ英語では現在完了を使わず、単純な過去形を使うこともよくあります。2017年頃に出ていた高校向け英語教科書でこの「過去形で経験を表す」文が出てきて、そのとき私は時代の移り変わりを感じました。ただし、これを正しいと認めない人も一定数いますので、その点は気をつけたいところです。やっぱり英語の完了形は一筋縄ではいかない…。
未来完了
will have pp の形を英語では「未来完了」と呼びます。この形は初期中英語に初めて現れますが、近代英語には言ってもまだ稀な言い方でした。現代英語においても will have pp は一部の文法問題集に出てくるほどは頻度の高い表現とは言えない気がします。
高校英語の問題集には次のような英文が載っていることがよくあります。
⑧ If I see the movie again, I will have seen it five times.
その映画をもう一度見ると、5回見たことになる。
こういった文の頻度が少ないのは当然だと言えます。なぜなら⑧の文の内容を表すために、たいていの場合は、
⑧’ I have seen the movie four times.
私はその映画を4回見たことがある。
と表現しそうなものだからです。
また、will have pp という形は、「未来完了」だけでなく、過去の事柄に対する推測にも使います。
⑨ He will have passed the exam because he looked happy yesterday.
昨日うれしそうだったから、彼は試験に受かったんだろう。
稀ではありますが、このような使われ方もありますので、will を「未来形・未来時制」と呼ぶときは注意が必要です。
実際のところ、will have pp という形態で表すよりも、たんなる will do で表したらり、現在形で表したりしますので、未来完了という形は一般的にそれほどまで見られるものではありません。
以上、英語の完了形を考えるべく、他言語と英語史の観点から、さまざまな用法を観察しました。これ事態は非常に広いテーマであるため、ここで扱えたのはほんの氷山の一角みたいなものです。
ここでは、まとめに代えて、他にも見られる完了形の興味深い使用例を紹介します。
⑩ The report showed that our city has become less safe due to a 5% increase in serious crimes.
⑪ Recently, I learned that some elementary schools in the US have changed the timing of recess to before lunch.
⑫ Although what I saw in Greenfields seemed like a paradise for the dogs, Robert told me that he has faced many difficulties in running the shelter.
(大学入学共通テスト)
主節の動詞が過去形のとき、通常それに続く従属節の動詞も過去形になるのが原則で、これを「時制の一致」と日本では読んでいます。本来なら⑩~⑫の例文では赤字で示した動詞が過去形ですので、青字の部分は過去形もしくは過去完了になりそうなものです。しかし、実際にはこの例のように「時制の一致」には非常に多くの例外が見られます。
これらの文では、話を聞いたのは過去でも、従属節の内容が、やはり「今」に関連があることが強く意識されるようです。単純に過去の出来事を物語るだけなら、これらの例文の青字部分は過去完了でもよさそうですが、そうはなっていません。
何が言いたいかというと、時制の表し方は本当に多様で、いろんなことを習ったつもりでも、それから逸脱する現象に常に出会う可能性があるということです。私も面白い時制現象に出会ったらできるだけチェックしておいて、例文を採集するように努めています。
英語の完了形は、実は特殊なんじゃないかと思ったのが今回の記事を執筆したきっかけでした。しかし、実際に調べてみると、何が特殊で何が標準なのかはわかりません。そもそもそんなものはないのでしょう。
私たちにできることは、言語の姿を受け入れ、原因を探求し、新しい事態に備えることだけです。言語に完了形はあっても、言語学習に完了はありません。常に途中です。「今」に根ざした英語の現在完了の理解は、英語の時制を捉える最大の鍵だと思っています。実際、私の印象ですが、英語が上手に使える人は、もれなく完了時制を上手に使えるような気がします。完了形について考えることは、言語そのものについて考えることにつながっているのではないでしょうか。
- Atherton, Mark, 2019, Complete Old English, Teach Yourself
[古英語の例文の引用は本書から。] - 片見彰夫・川端朋宏・山本史歩子編(2018)『英語教師のための英語史』開拓社
- 家入葉子・堀田隆一(2023)『最新英語学・言語学シリーズ21 文献学と英語史研究』(開拓社)
- 中尾俊夫・児馬修(1990)『歴史的に探る現代の英文法』大修館書店
- 高田博行・新田春夫 編(2013)『講座ドイツ言語学 第2巻 ドイツ語の歴史論』ひつじ書房
- 島岡茂(1974)『フランス語の歴史』大学書院
- ジュゼッペ・パトータ著、橋本勝雄訳、岩倉具忠監修(2007)『イタリア語の起源 歴史文法入門』京都大学学術出版会